ベトナムのオフショア開発:メリット&課題

こんにちは!

ベトナムにおけるオフショア開発会社である株式会社カオピーズからのハインと申します。

 

弊社はベトナムハノイと東京に開発拠点を持つシステム開発会社です。

2014年に設立され、現在の従業員は約220人で、ほとんどがハノイ工科大学の卒業生です。カオピーズの特長をまとめますと「コスト」「スピード」「品質」を成し遂げるシステム開発サービスです。Webシステム、モバイルアプリ、業務基幹システム、ゲームアプリなど、最新技術を駆使してコストとスピードを両立させながら高品質なシステムを開発しております。スマートフォンアプリ、WEB系システム開発、業務システムの開発 、AIの開発を専門としおります。今まで、80社を超える企業様とお取引させていただき開発実績は215件以上ございます。

 

近年、日本では、若く優秀なエンジニアを採用するには、費用と時間がかかり、その問題を解決する方法の一つがオフショア開発です。コストパフォーマンスはオフショア開発を行う目的の一番の理由だと思います。日本企業はベトナムのITパートナーと協力することで、支出を80%削減できる可能性かもしれません。オフショア開発を通してベトナムの優秀なIT人材を確保できることもオフショア開発のメリットです。ベトナムは国を挙げて優秀なIT人材を生み出す政策をとっています。理系大学出身者や学生を中心に、ITエンジニアとしての就職をサポートしています。国全体の人口構成比をみても若い年代が多く、大学などのIT学習においても新しい技術やサービスを学ぶ機会が多く、世界の新技術に通用するIT人材育成を実施しています。若いIT人材が不足している日本とベトナムでは相性が良いのもごく自然な成り行きなのでしょう。

しかし、ベトナム人親日であっても、若く活力があっても日本国内の商習慣の壁やコミュニケーションの問題は当然起こりえます。二つの課題はとても大きく、日越の合同プロジェクトでは随所に認識の齟齬、品質の問題、納期遅延などの影響が発生してきます。これらは文化の異なるオフショアだから失敗なのでしょうか。日本の企業間(客と外注の関係)であってもクライアントが要件をしっかりとベンダーに伝え見える化し、問題が起こりそうであればコミュニケーションをとってお互いに解決策を探り課題を一つ一つクリアする事がプロジェクトを円滑に進める事につながると思います。仕事のサボりかたがうまい人ですね。でもこれも日本の商習慣の一つとして学ばせてもらいました。

「オフショア企業は失敗するよ」と言われる事は日本に進出するベトナム企業の全体の印象を悪くすることにつながります。私達カオピーズはスタッフ一人ひとりが責任を持って、日本のお客様に“オフショアって結構いいよ”と言ってもらえるよう日々の努力を怠りません。信頼を勝ち取り、革新と成長を持続しながらこれからも精進を続けていきたいと思います。