アプリ開発:クロスプラットフォームフレームワークでもっと効果的に

スマートフォンタブレットの普及によりユーザーとのコミュニケーション・データ収集を要望する企業が多くありシステム開発の他にモバイルアプリ開発の需要も増えています。iOSアプリならSwiftで、AndroidアプリならKotlinで開発を進めるのは一般的です。ネイティブ言語の他、クロスプラットフォームフレームワークでアプリを開発するという方法もあります。1回のコーディングでiOSアプリもAndroidアプリも作られ迅速で効率的に開発しながらコストを抑えられます。

人気のあるクロスプラットフォームフレームワークの1つはFacebookが開発したリアクトネーティブ(React Native)です。リアクトネーティブJavaScriptで動作します。JavaScriptは広く採用されている言語であり、オンラインコミュニティからの多くのサポートと多くの成功したモバイルおよびWebアプリケーションの実績があります。リアクトネーティブはブリッジを利用してOEMウィジェットにアクセスします。ウィジェットへのアクセス頻度が高い場合(アニメーション、映像を取り扱う時には60回/秒まで)、性能問題に繋がることが多いです。ブリッジを利用することとネイティブコードにコンパイルできないことにより、リアクトネーティブで開発されたアプリはネイティブアプリより容量が大きいと思います。

リアクトネーティブの他、フラッター(Flutter)というハイブリッドフレームワークもかなり有名です。フラッターDartという言語を使用します。ネイティブコンポネントを使用せず、自らのウィジェットを作ります。ネイティブコンポネントと似たようなウィジェットを作るために、Material(Androidアプリ用)とCupertino(iOSアプリ用)の2つのテーマを提供しています。Dartはかなり新しいものですが、C#やJavaに精通した経験豊富な開発者にとってはDartを学ぶことはあまり難しくないと思われます。

この記事ではリアクトネーティブフラッターの概要を紹介しました。アプリ開発を予定しておられる方に少しでもお役に立てましたら嬉しいです。